東京芝ロータリークラブ卓話

代表理事の宮崎が東京芝ロータリークラブ様で卓話をさせて頂きました。

以下、芝ロータリークラブ様の記事を引用させて頂きます。

一般社団法人ヒーローアカデミー 代表理事 北区柔道連盟 筆頭理事兼議長 宮崎 貴博様より「リアルＨＥＲＯが日本を救う！~子供への本気の投資によるサムライ育成教育」というテーマで卓話をしていただきました。　

そもそも、次世代のＨＥＲＯとはどのような人物像なのか「心・技・体」３つを兼ね備えたうえで主体的に課題を設定し、周囲を巻き込んで、実際にアクションを起こして社会課題を解決する人材、これがＨＥＲＯです。

特に心を子供たちに学んでもらう、ここに主眼をおいています。　

自分の将来について明るい希望を持っている子供、若者が増えているのか増えていないのか、内閣府の意識調査では年々、減少傾向です。

（子供、若者は）悲観的な未来をもっています。ただ一つ良いと思ったのは、社会のために何か役立つことがしたいと考える子供、若者が７０％もいる。明るい希望だと思っています。　

日本の教育はどうなるのか、難関大学に入ればいい、いい会社に入り、生涯を全うすればよいと思う若者が多いと思います。

だからエリートでなく「心・技・体」を柱に未来の日本を支える次世代のＨＥＲＯを育成していこうと思いヒーローアカデミーを立ち上げました。　

未来を変えるカギは、他者を思いやる和の心です。

これがない。何かあればSNS、ニュースで人を誹謗中傷して足を引っ張る。

これが若い方の目をつんでいるのではないかと、日本の素晴らしさは他者への思いやり、気遣い、あいさつ、そういった真心だと定義付けています。

いかに、これを子供の頃から育むか、これが日本の未来を変えるカギだと思って活動しています。

日本古来の伝統文化、柔道、剣道、弓道、茶道などを通して「和の心を養っていただこう」という活動をしています。

　最終的ゴールは、自分で主体的に物事を考えて、周囲を巻き込んで、その上でアクションを具体的に起こしていくような人材、これが、これからの日本のリーダー、ＨＥＲＯが必要だと思っています。

様々な団体の皆様の力を借りてオールジャパンで、若者を育てあげようという活動を行っています。

　われわれの柱は「仁・義・礼・智・信」五常の徳、これをヒーローアカデミーの生徒たちに教えています。

人を裏切らず、礼儀正しく、真心を込めて、筋道を通すこと、これが「心・技・体」をもつＨＥＲＯであると思っています。

（これを）子供たちに教えています。　

ただ、心意気だけではなかなか人を助けられない。具体的な実践の場として、子供食堂に行かせたり、NPO法人を立てさせたり、法律を教えたり、政治家の先生と議論したり、多面的な能力を養っていこうと活動しています。

　具体的には「仁・義・礼・智・信」のカテゴリーをカリキュラムに当てはめて実践型の体験を提供しています。

例えば、「礼」のカリキュラムでは茶道を空海由来の弘法寺と協力して、高校生に日本の伝統文化を伝えています。

　私は、司法試験の講師をさせてもらっていますが、小学生たちにも大きなスケールで物事をみてほしいという思いがあり、日本国憲法の統治機構、人権を中心に小学生たちに司法試験の実際の問題を使って、考えるくせを付けてもらうこともしています。　

ただ学んでいるばかりでは意味がない、実際に社会にある様々な不平等、社会課題を解決、アクションを起こす。

これがＨＥＲＯだと考えていますので、卒業課題として一つ社会課題を解決してもらっています。　

これからも、オールジャパンで、皆様のお力をお借りした上で、世界に伍するＨＥＲＯを育成してまいりたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。